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そして花澤香菜ちゃん…からのタエバチ

Posted satoko :2014.05.09
IMG_9855.jpg

わたしだ。

少し日が経っちゃいましたが、
おかげさまで、花澤香菜ちゃんのツアー、無事に楽しく楽しく終わりました!

いやー、いい現場だったなー。
現場から愛がはみ出まくってて、
リハも本番も、
あらゆる音楽が新しく飛び交ってきて、
仕事終わってみんなで打ち上げ行っても楽しいし、
多少飲み過ぎてしまいました。

おれ、一生花澤香菜ちゃんのファンでいよう…。

そして花澤香菜ちゃんのファンには非常に安心して欲しいですが、
現実世界の彼女は、
むしろ、空想の一億倍素敵なひとです。
みんなの想像通り、
パンを食べながら可愛い声で笑ってくれて、歌ってくれて、
うるうるの瞳で見つめてくれます。
癒し度百億パーセント。
…神。
(神って言いたい)

しかし癒すだけじゃない、
最終日のメンバー紹介では、
台本にない動きを突然して無茶振りの嵐!
彼女のちょっとしたSっ気も感じました、笑。
気持ち良かったです。
(変態)


それにしても、
あんなに可愛くて聡明で性格のいいひとがいるんだにゃー!
おれは、地球が破滅することになったら、
彼女を助けて死にたい。
(なんか迷惑)


そんで、
激しい打ち上げアット大阪フィーチャリング大王イカの後、
おれは激しい二日酔いと戦いながら、父方のおばあちゃんの住む久宝寺へと向かった。

ここ最近、
おばあちゃんがすごく忘れっぽくなってきたからしんぱいだから見に行こうというわけなんだけど、
心斎橋に泊まってたんだけど、
歩いてなんば駅を探していたら、
なんば、と名のつく駅がたくさんありすぎて、
まじで48個くらいあるんじゃないの?
(NMB48)

気づいたら一時間くらい歩き回っていた。
心が折れそうになりながら、
やっとのことで電車に乗り、
久宝寺に着いたが、
おばあちゃん、
さとこが行くからうちにいてよ、
って何度もお父さんが電話で確認してくれたのに、
…留守!笑

忘れられました。笑

でも、隣に住んでるおばちゃんが、
これは大阪一帯でよく起こる事だけど、
まるで自分の事のように必死に、
まるで自分が東京からはるばる来たかのような形相で、
かなり無理をしておばあちゃんを探してくれて、笑
7階なのにベランダから飛び移ろうとする始末!笑

結果、おばあちゃんは大音量でテレビを見ていて気づかなかっただけで家にいたということが発覚。笑


さかなくん見とってん!

という言い訳と共に、
おばあちゃんちの玄関は開きました。笑

つまりおれのたくさんのピンポンプッシュや電話は、すべてさかなくんのハイトーンボイスに消されていたわけや。


そっから、
2人で楽しい時間を過ごせて、
改めて、家族っていいなー。
と思いました。


Twitterにも書いたけど、
うちのおばあちゃんはかなり変わってまして、
妙子って名前で、
タエコという名のおばあちゃんだから、
略してタエバチと呼ばれてるんだ。笑

そのタエバチ、父を産んだだけのことはあり、はんぱなくて、
以前ものもらいになった時、
なぜかものもらいになってない方の目に眼帯をしていた。

健康な方の目を守るんや。
と言っていた…。

ひとついいかい?
…なぜ?笑


それとか、
阪神大震災の時、
ヒタイに食器棚が当たって切れちゃったのを、
タイガーバーム塗って治していた。

タエバチ…、
タイガーバームは切り傷を治す薬ではないぜ、
メンソールきつ過ぎて拷問だぜ…。
それを顔面に塗るとか…、
さらに拷問だぜ…。笑

それとか、
中学生の頃、
おれリレーの選手とかだったのに、
普通に走って勝てなかった…。
足速すぎ!
しかも走る時の効果音が、
普通、
タッタッ。とか、
ビューッ。とかじゃん?
なぜかタエバチは、

駅からバンバラバンバラ走ってきてん!

と言っていた。

バンバラバンバラって!笑
速すぎ!笑


そんなタエバチ、
すごく綺麗好きで、
家はめちゃくちゃ清潔で整理整頓されていたけど、
玄関に置いてある靴は普通と逆向きに揃えられていた。

ハーモニカ上手いんだけど、
人と持ち方逆だし、
てか、眼帯といい、
やたら何でも逆だし、
50代で二重に整形したし、笑
食べるのに飽きた!
とか言って、
ここ四年くらい、
昼はたまごサンド、
夜は牛丼しか食べてないらしいし、

最近の口ぐせは、
「なんもおもろないしおいしないけど、
タバコだけは好きやな。」

だし、


まぁ、
早く言えば、
かなり変わっていましてね。笑


しばらく逢っていなかったんだけど、
タエバチは、さすが、
なんもおもろないしおいしないだけあって、
だいぶ色んな事を忘れるようになってしまっていて、
綺麗好きゆえに古くなったものを全部捨てるから、
昔の写真とか、昔好きだった音楽のカセットとかもすべて手元にないので、
思い出のとっかかりみたいなのがなくなって、
もう自分の兄弟の名前すらもあんまり思い出せなくなっていて。


めっちゃ考えて話していて。

たぶんもうじき、わたしの事も忘れてしまうんだろう。


けど、
なぜだろう。
不思議と悲しくなかった。

しゃべってて、
マイナスな事実しかないのに、
タエバチもわたしもその事実がおもしろくて大爆笑してて、
すごく楽しかった。


人からしたらもしかして可哀想みたいに見えるかもしれないけど、
変わってるから、
本人からしてみたら幸せ…、
って言うとなんか違うけど、
なんて言ったらいいんだろう…。

つまりは、
思いっきり好きに生きてるんだなー。
って。


物も記憶も少しだけになっちゃったんだけど、
好きでそうしていて、
すごく自然に生きていて、
それで完結してるって言うか…。


覚えていたいことも忘れちゃうのはすごく切ないんだけど、
でもそんな事と関係なく、
一緒にいるときめっちゃ楽しくて、
お互い大爆笑して、
周りのひとがタエバチを愛してたら、
とりあえずそれでいいのかな。


最終的に、
兄弟や、わたしの姉すら忘れていたのに、
さかなくんを覚えてるのはなぜ?

てな大爆笑で帰ってきました。笑


タエバチいわく、

さかなくんはうるさいからな。
毎日。

との事。

さかなくん、タエバチに毎日刺激をくれてありがとう…。
でもそんなに毎日テレビに出ていましたっけ?笑


タエバチの人生だもの。
愛されて、
笑って毎日過ごしてたら、
きっといいよな。
って、なんか、全然答えとかではないけれど、思いました。


あら、変な日記。笑


さてさてー、
こっから、バトロックス始まっちゃうよ!
忘れたくても忘れられないような、
焼きつくようなライブをするよ。

さかなくんよりうるさいぞ!
(当社比)


出来るだけ、みんなの近くまで頑張って行くから、
みんなも、近づいてきて欲しい!

一緒に大切に時間を過ごせたらいいな。


たのしみ!


サトコ・バアサン・ガ・カワッテ・ル

写真はそんなタエバチの末裔2人です。笑
父ちゃんのネクタイがドラム!笑